「ユダヤ人の子育ての秘訣」を読みました

子育て

母子体重 97.0㎏

母体重  88.5㎏

8ヶ月体重 8.5㎏

ここ数日娘が親のまねをするようになってきました。歯ブラシを口に入れて手を揺らしてみたり、バイバイかな?という動きを見せてくれたり。娘の成長速度に追いつきたい。待って~!

今日のタイトルの「ユダヤ人の子育ての秘訣」。育児本を探していて見つけました。

この本のタイトルにあるユダヤ人ってアメリカ合衆国に5%前後しかいないのに経済界を始め各分野で権力があるんですよね。歴史的に迫害されることの多かったユダヤ人が現代で成功した民族になったその逞しさ、しなやかさの秘密が学べる本です。ユダヤ人の教育といえば「タルムード」なども有名ですよね。youtubeで、日本語解説してある動画もあがっていてそちらもオススメです。

本について以下の項目で紹介します。

1著者はどんな人

2どんな内容なのか

3一言でいうと・・・

4ただし・・・

1著者はどんな人?

この本の著者、原伸一さんは1980年からアメリカに在住されたそうです。アメリカで心理学を勉強したりレストランの経営をしたりして2005年には早期退職、本の出版当時は日本の本の英訳出版会社の経営をされていたみたいです。

2どんな内容なのか

著者がアメリカで出会ったユダヤ人の子育ての仕方や会話から推察される考え方などから子育てに必要なものを導き出しています。著者の実体験やユダヤ人の教育方法、見聞した事例が数多く、そして丁寧に説明されています。各章の最後にユダヤ格言も載っています。「息子に仕事を教えないのは、泥棒になることを教えているようなものだ」などの格言にはハッとさせられますね。

3一言でいうと・・・

ズバリ「セルフ・エスティームを育てなさい」ということ。セルフ・エスティームとは、人間として能力が高い、低いに関係なく、自分は価値のある人間であると認識し、自分を尊重する心を持つことです。わかりやすくいうと自己肯定感のことではないかと思います。なぜ、自己肯定感が大切なのか、自己肯定かがあるのとないのではどうかわってくるのか、自己肯定感はどのように育まれているのか、とても勉強になりました。

4ただし・・・

私は文化が違うのに叱責はいじめ、虐待、と言い切ってしまう態度はある意味危険だと感じました。なぜいじめや虐待とまがうような叱責があったのかを考察し、その結果も含め、叱責をしないという結論に行き着くことが大切なのではないでしょうか。この本が出版されたのは2008年、14年前ですが、最近では叱らない子育てがよく批判の対象になっていますよね。「叱らない」の本質を理解しないまま外側だけの模倣はうまくいきません。「叱らない」理由、その目的を理解するのにこの本はとても役に立ちますが、さらにそのうえで、子どもが将来生きる社会の文化には「本音」と「建て前」、「外」と「うち」の考え方があることも念頭に置くべきと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました